うん。

 これだけ生きたのにまだたったのこれだけ。先は長いけどかなり短い。最近昔の友達の姿が昔のまま夢の中に登場してくる。でもそのなかで、自分は今の姿のまま。というか実際には出てこない。自分っていうカメラちゃんが昔の姿を捉えている感じだ。昔の友達が今の自分に話しかけて来る。内容はよく分からない。もしかしたら話しかけてないのかもしれない。とにかく昔の友達の姿に強烈な印象を覚え、目が覚める。その友達はそれほど仲が良かったという関係では、夢の中に急にふっと現れるからなおさら印象は強い。昔と今。自分は何が変わったのだろう。本質的には何も変わってないと思うが、あれだ、控えめになった。いい意味においても悪い意味においても。今の自分が昔の自分を視ることはできても、その反対は無理だ。今と昔。主観が客観に変わった日。ねぇ、ぼくはどうおもう。