すごすぎる!!!

 僕の場合、音楽はまず音から入る。歌詞などからというのもあるがやっぱり音がよくないと、どんなにいいことを言っていてもあまり聴くことはないと思う。音がよくて歌詞が悪いということもあると思うけど…。まあ今はそんなことはどうでもいい。久しぶりにハマった音楽がある。買うかどうか迷っていてなにげなく試聴してみた。そして、死んだ。それは洋楽だからよけいに音から入ることになったのだが、これはヤバイと思った。こないだそれを買った。何を言ってるのかなあと音楽を聴きながら、歌詞カードを見ていたらまたしても死んだ。歌詞カードを見る前から、『my music,my music,it's ○○○○○ entertainment』と言うのはなんとか聴き取れていた。歌詞カードから分かった○○○○○は『cheap』で、それが分かった瞬間その音楽はさらにすごい深み、広がりを持つものになった。『my music,my music,it's cheap entertainment.』「私の、私の音楽はちんけなエンターテイメントです。」曲では、この後に笑い声が入り笑い飛ばしているから、「ちんけ?そんなことはない!」と言いたいのか、「ちんけなエンターテイメント」に呼応させているだけなのか、それとも…。いろんな受け取り方ができるからおもしろい。この一言がほんとにすごい広がりを持たしてくれている。他の部分の歌詞をちゃんと見てないので『entertainment』をどういった意味で使っているのかや、何が言いたいのかはよくわからない。でも、反対によくわからないから深み、広がりがそこにあるのだけれど。とにかく音楽として、決してちんけなものなどではなく、いいものだから『my music,my music,it's cheap entertainment.』と自信をもって言えるのだろう。完全に否定するわけじゃないけど、HIP HOPでは「俺はこんなにもすごいんだぜ」みたいな感じのが多いよね…。